私はもうかれこれ10年くらいに前に、レーシック手術をしました。
「10年くらい前」とえらくザックリとした記憶が無いのですが、それくらい今までレーシック手術後にあまり悩むことが無かったということだと思います。
私はレーシック手術によって、両目とも0.1以下だった視力が1.0以上に回復しました。
しかし、手術に踏み切るのはかなり勇気がいりました。だって、レーザーで目の表面を切るんですよ。当然目を閉じることはできないです。めちゃ恐いですって!!(笑)
そこで、レーシック手術をしようか悩んでいる方向けに「レーシックやって10年経ったけどこんな人間もいますよ!」という体験談とメリット・デメリットを紹介します。
レーシック体験談
私がレーシック手術をした理由
メガネ=ダサイ
私は子供の時から目が悪く、高校生になってコンタクトをするまでずっとメガネをかけていました。
今でこそ『メガネ=オシャレ』というイメージが定着していますが、当時はメガネはマイナスのイメージでしかなく、ずっとコンプレックスでした。
高校生以降はコンタクトをすることが多くなりました。しかし、ハードコンタクトの場合は小さなゴミでも目に入ろうものなら激痛で涙を流し、ソフトコンタクトの場合は不器用すぎてコンタクトを外すときに目の表面を傷つけてしまうことがあり、相変わらずメガネとも付き合っていく日々でした。
ド近眼ゆえのメガネの審美的な問題点
私は両目とも0.1以下のド近眼で、メガネのレンズがいくら薄い種類のものを使ってもある程度の厚みになってしまいました。横からみると、すごく分厚いんですよ…。
この分厚いレンズのメガネをかけて、正面から見てみましょう。ド近眼なので、目が小さく見えてしまうんです。
こうなるともう『メガネ=ダサイ=ブス』の最悪パターンに陥ります。でもコンタクトは恐いし面倒だし…で、自分の目の悪さにウンザリしていました。
レーシック手術の存在を知り矯正をする
私がレーシック手術の存在を知った当時は、世の中にレーシックが広まっている最中でした。(後にニュースでレーシック手術の後遺症等の問題が出たりして、もしその時受けようと思ったら少し考えてしまいましたね…。)
有名人や芸能人の方もレーシック手術を受けているらしく、その辺はもう信じるしかないと思い自分も手術を決意しました。
私が手術をしたクリニックは、手術数が多く有名なところを選びました。検査予約は無料のクリニックが多いので、とりあえず検査をして良いと感じたところで手術をする方がいいと思います。
レーシック手術後、裸眼生活がスタート
手術時は私の他にも何十人も手術を受ける人がいて、ベルトコンベアー式に手術を受けました。今思い出すとまるで工場のようですね…(笑)。
手術自体は5分程度の簡単なもので、目薬で麻酔をしていたので痛みはほとんどありませんでした。
帰る頃には裸眼でも歩ける程度まで視力が良くなっていて驚きました。翌日には1.0以上の視力になっていました。
レーシックをして良かったこと
本当に視力がよくなった!
私は両目とも0.1以下のド近眼だったのが、手術後の翌日には両目とも1.5になっていました。
最近は視力をはかっていませんが、恐らく手術直後の視力より落ちていると感じます。ただ、自動車免許の更新は受かっているので、恐らく0.7~1.0くらいはまだあると思います。
入浴時もよく見える!
当然ですが、目が悪い場合は普段メガネをかけていても入浴時は外します。よく知る自宅の浴室ならよく見えない状況でも物の配置を記憶しているのでなんとか大丈夫なのですが、これが旅先の大浴場や初めて訪れた場所だとよく見えずに困っていました。
それが、レーシック後は裸眼でクリアな視界で入浴できています。よく見える状態でお風呂に入れて、感動したのを覚えています。
メガネやコンタクト代がかからなくなった
目が悪いと、矯正のためにメガネやコンタクトが必要になります。それが、レーシックで裸眼での生活が可能になると、今までのメガネやコンダクト代がかからなくなります。
私がレーシックをした当時は手術代が20万円近くしましたが、それでも一生メガネやコンタクト代を払わなくていいと計算すると安いのではないかと思います。
更に、今は通常のレーシックの手術費用が当時よりもだいぶ安くなっており羨ましい限りです。
災害時も安心
例えば寝ている時に地震があった場合、目が悪い状態だとメガネを探さなくては見えません。レーシック後ならそんな心配はなく、裸眼の状態ですぐに次の行動に起こせます。
レーシックをして悪かったこと
目薬が必須になった
レーシック後、朝起きると目が非常に乾いた状態になってしまうようになりました。
今でも日中は大丈夫ですが、朝だけはいまだに目がゴロゴロするので、目を潤す目薬は必須アイテムになってしまいました。
夜に運転ができなくなった
レーシックの後遺症として、ハロー・グレアというものがあります。
暗いところだと照明の光がまぶしかったりにじんで見える現象です。特に手術後初めての夜は驚きました。外の景色が、まるで某夢の国のパレードのように光輝いて見えました(笑)。
翌日検査のため医師の方にハロー・グレアの症状を訴えると、「自然に慣れるから気にしない方がいい」と言われました。
結局、10年経ってもこの現象は直っていません。慣れたとは思いますが、例えば夜間に対向車とすれ違うと、ライトがまぶしくて運転が怖いです。
なので、私は夜に運転できなくなりました。これって、普段から運転を普通にされている方にとっては大きなマイナスポイントだと思います。
ただし、私が手術をした時から10年以上経過しているので、現在はこういった術後の症状が改善されているかもしれません。
まとめ
私はレーシック手術をして視力が回復し、現在もいまのところ大きく視力が落ちたり重度の後遺症が出るという症状にはなっていません。
ただ、上記に挙げたように結構厄介なデメリットも正直あります。(特に人によってはとても大きなデメリットです)
しかしそれ以上に、私にとってはメリットが大きかったです。個人的にはレーシック手術をして後悔はしていません。裸眼生活は手術前に想像していたよりもずっと快適です。
これからレーシック手術を検討されている方の参考になりましたら幸いです。
この記事にはあくまで私個人の感想です。レーシックを強く勧めるものではありません。
不安なことは、手術前にクリニックの検査で確認することをお勧めします。どんな質問でも答えてくれますので、手術前に不安を払拭しましょう。