2020年5月、今年も税金の払込票が続々と送られてくる季節がやってきました。
決して安いとは言えない税金ですから(ちなみに私個人の年間最大の出費は税金です)、少しでも負担を軽くしたいですよね。
税金の支払い方法によっては、支払い分のポイントが僅かですが還元される方法があります。
そこで今回は、税金の主な納付方法と、限定された支払いしかできない場合のおすすめの納付方法を紹介したいと思います。
目次
税金の主な納付方法
税金の主な納付方法は、以下の5パターンです。
- 現金払い
- クレジットカード払い
- PayPay請求書払い
- LINE Pay 請求書払い
- nanaco払い
- ファミペイ払い
- WAON払い(※自動車税のみ)
順に納付の詳細と、還元率を紹介していきます。
現金払い
現金は還元要素がゼロのため、メリットはありません。強いて言えばお財布のお金をそのまま払えば済むので、手間が無いことがメリットでしょうか。
クレジットカード払い
クレジットカード払いは手数料が発生しますが、還元率が高いカード(例えばVisa LINE Payクレジットカードは2021年4月末まで還元率3%)を使って納税すれば、手数料よりも還元されるポイントの方が多くなります。個人的に私が一番おすすめする方法です。
ただし直接クレジットカード納付できる自治体はまだ少ないですし、間接的にクレジットカードで納付できる「Yahoo!公金支払い」も対応している自治体は限られているのが現状です。
Yahoo!公金支払いで対応しているかは、サイト内の「税金・料金を地域から探す」から調べることができます。
PayPay請求書払い
スマホのコード決済サービス「PayPay」でも、公共料金がPayPay残高で支払いできるようになりました。
PayPayの還元率は0.5%~1.5%となります。ただし最高の1.5%還元にするには100円以上の決済回数が50回以上&利用金額10万円以上が条件と厳しくなっており、大方は還元率が0.5%ではないかと思います。
また、2020年5月現在PayPay請求書払いに対応している都道府県はまだまだ少ないのが現状です。
PayPay請求書払いに対応しているかは、「対応支払い先を確認する」から調べることができます。
LINE Pay 請求書支払い
LINE Payの「LINE Pay 請求書支払い」でも税金が支払えます。
しかし、残念ながら税金の支払いではLINEポイントが付与されません。
…が、Visa LINE Pay クレジットカード経由での請求書支払いをするとポイント還元の通知があったという情報を見かけました。残念ながら私は確認できない状況なのですが、Visa LINE Pay クレジットカード経由の5万円以下の納付であればマイランクに応じて1%~3%のポイントが付与されるのかもしれません。
LINE Pay 請求書支払いに対応しているかは、下記ページの「支払い可能な公共料金一覧」欄から調べることができます。
セブンイレブンでnanaco払い
電子マネー「nanaco」では、以前から全国のセブンイレブンで公共料金の支払いが可能です。
nanacoで税金の支払いをしても通常ポイントの還元対象外ですが、事前にセブンカード・プラスでnanacoにチャージをすると0.5%の「nanacoポイント」付与されるため、実質還元率は0.5%となります。
今まで紹介してきた納税方法ではまだ対応している自治体が少ないのがデメリットでしたが、nanacoで支払うことはコンビニ払い(セブンイレブン)に自治体が対応していれば可能なので、ほぼ全ての自治体が可能かと思われます。
nanaco払いで0.5%の還元を受けられる条件は、「nanacoカード」と「セブンカード・プラス」を持っていることです。
nanacoカードは通常発行手数料として300円がかかりますが、キャンペーンなどで手数料分がポイントでバックされることもあります。また、FeliCa対応のスマートフォンであればnanacoモバイルで無料でnanacoが発行できます。
ファミリーマートでファミペイ払い
スマホのコード決済サービス「FamiPay(ファミペイ)」でも公共料金支払いに対応しており、2019年から全国のファミリーマートで公共料金の支払いが可能になりました。
ファミペイで税金の支払いをしても通常ポイントの還元対象外ですが、事前にファミマTカードでファミペイにチャージをすると0.5%の「ファミペイボーナス」付与されるため、実質還元率は0.5%となります。
なお、ファミペイボーナスはファミペイ残高へチャージをすることによって、1ファミペイボーナス=1円分として利用できます。
ファミペイ払いで0.5%の還元を受けられる条件は、「ファミペイアプリインストール済のスマートフォン」と「ファミマTカード」を持っていることです。
税金がファミペイで支払えるかは、
- ファミペイアプリトップ→左下「New!」をタップ
- 最下部「公共料金・各種料金お支払い 確認はこちら」をタップ
- 調べたい「払込票」に記載されているバーコードの(91)以降の6桁の数字を入力して「確認する」をタップ
でファミペイ払い対応か確認できます。
ミニストップでWAON払い(※自動車税のみ)
電子マネー「WAON」でも、2020年5月4日から全国のミニストップで支払えるようになりました。ただし、自動車税と軽自動車税のみとなっています。
支払いは、イオンカード(WAON一体型)やJMB WAONカードでも可能です。
WAONで自動車税を払ってもポイントの還元対象ではありませんが、事前にイオンカードセレクトでWAONにチャージをすると0.5%の「ときめきポイント」付与されるため、実質還元率は0.5%となります。
WAON払いで0.5%の還元を受けられる条件は、「イオンカードセレクト(WAON一体型)」を持っていることです。
ただし、一部支払いできない自動車税もあります。
払込票のバーコード番号(91)に続く6ケタの下記のものが対象です。
・548527・548953・548958
・548972・549084・549770
・550107・929170・929185
・929186・929208・929233
・959919・959982
クレジットカード等で納税できない場合のおすすめ納税法
おすすめは「nanaco」と「ファミペイ」の2つ
税金を納付する方法で私の一番のおすすめは、還元率が高いクレジットカードを持っているのであればクレジットカード払いです。
他にもPayPayで支払えば、出かけずとも家にいながら簡単に納付できるうえ、最低でも0.5%の還元が受けられます。
…しかし、残念ながらクレジットカード払いもPayPayもLINE Payでの支払いにも対応していない自治体がまだまだあります。
そんな場合でも、まだ現金で支払わず、わずかですが還元を受けられる方法があります。
結論から言うと、おすすめの納税方法はセブンイレブンでする「nanaco払い」と、ファミリーマートでする「ファミペイ払い」の2通りです。
私はクレジットカード払いもできない、PayPayやLINE Payなどのスマホ決済による納付もできない自治体に住んでいますが、「nanaco払い」と「ファミペイ払い」による納付には対応していました。
nanaco払い
セブンイレブンで電子マネー「nanaco」で支払いをする方法です。nanacoにセブンカード・プラスからチャージをすることでチャージ分のnanacoポイントが貯まり、実質還元率が0.5%になります。
必要なものは「nanacoカード」と「セブンカード・プラス(クレジットカード)」の2つです。
セブンカード・プラスは、入会金・年会費無料、ポイント還元率は200円につき1ポイントが貯まり還元率0.5%のクレジットカードです。
【納付場所】セブンイレブン
【還元率】0.5%
【必要なもの】nanacoカード、セブンカード・プラス
ファミペイ払い
ファミリーマートでスマホ決済サービスの「ファミペイ」で支払いをする方法です。ファミペイ残高にファミマTカードからチャージをすることでチャージ分のファミペイボーナスが貯まり、実質還元率が0.5%になります。
必要なものは「ファミペイアプリインストール済のスマートフォン」と「ファミマTカード」の2つです。
ファミマTカードは、入会金・年会費無料、ポイント還元率は基本200円につき1ポイントが貯まり還元率0.5%のクレジットカードです。
【納付場所】ファミリーマート
【還元率】0.5%
【必要なもの】スマートフォン(ファミペイアプリインストール済)、ファミマTカード
まとめ
以上、税金の納付方法と限定された支払いしかできない場合のおすすめの納付方法の紹介でした。
クレジットカード納付もできてPayPay支払いやLINE Payの請求書払いにも対応している自治体に住んでいれば一番お得ですが、残念ながらまだこのような納付方法を実施している自治体はまだ限られたところのみとなっています。
私もクレジットカード納付やスマホ決済による納付ができないため、今後わずかでも還元を受けるには「nanaco」か「ファミペイ」の2択という状況です。
しかもどちらも特定のクレジットカードが必要なため、正直お手軽にできる方法とは言えません。
しかし1年間に納める税金額によっては、還元無しの現金で払うのと0.5%でもポイント還元がある場合ではかなり差が出てしまうのも事実です。
出費が痛い税金の支払いですが、僅かでもポイント還元がある納付方法を選ぶのがおすすめです。
関連記事及び広告はこちら!