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住宅

持ち家か賃貸か?メリットデメリットと生涯コストについて考える

持ち家と賃貸のメリットデメリット。賃貸家賃の生涯費用の計算結果。





「賃貸か持ち家か?」という議論は今までずっと繰り広げられてきました。

現在では有名な経済評論家や著名な方の多くが賃貸派で、家は買うな!という意見の方が主流のような気がします。

かく言う私は特に賃貸派・持ち家派という主張はありませんが、現在は持ち家に住んでいます。

賃貸と持ち家の酸いも甘いもどちらも経験した者の、賃貸と持ち家の比較をしたいと思います。



賃貸に住むという選択

持ち家と賃貸のメリットデメリット。賃貸家賃の生涯コストの計算結果。

賃貸のメリットデメリット

賃貸のメリットと思う点、デメリットだと思う点を挙げます。

賃貸のメリット

住むのが簡単・気軽に引っ越せる・自営業者は家賃を経費にできる

住むのが簡単

基本的に2か月分の家賃と保証人がいれば契約でき住み始めることができます。家を買うまでの長い道のりを考えると、賃貸はとても簡単に感じます。

気軽に引っ越せる

仕事の都合や隣人トラブルなどで引っ越しが必要になっても、賃貸なので気軽に引っ越すことが出来ます。これは賃貸の大きなメリットですね!

自営業者は家賃を経費にできる

賃貸で借りている部屋を仕事場として使うのであれば、全額または一部を経費にできます。
私のような自営業者にとっては経費の額が大きいので節税になり助かりました。

賃貸のデメリット

好き勝手にいじれない・居住者の質・長年払い続けると結構な額に

好き勝手にいじれない

基本的に一般的な賃貸の場合、壁を塗ったり穴を開けたりすることはできません。

居住者の質

私の住んでいたワンルームマンションは家賃が安かったこともあるのでしょうか、顔を合わせるのも怖くてタバコの煙などが常にするような環境でとても嫌でした。
一概には言えませんが、家賃によって居住者の質は変わると思います。

長年払い続けると結構な額に

家賃は1ヵ月だとそれほどでもありませんが、それが1年間、10年間…と支払い続けると総額は結構な額になってしまいます。(詳しくは下記で計算します。)
持ち家なら建物の価値はゼロでも土地は価値があり続けますが、賃貸は払い続けても自分の物になることは絶対にありません。

このまま一生賃貸の場合生涯払う家賃はいくらか

ここで、これから一生賃貸で暮らし続ける場合どのくらいの金額が必要かを簡単に計算してみます。

仮に現在35歳の人が今後30年生きるとして、65歳まで払い続けるケースで計算します。

月8万円の賃貸の場合

おひとりさまの場合、月8万円程でも十分なレベルの賃貸で暮らせる気がします。

【1年間】8万円×12カ月=96万円

【10年間】96万円×10年間=960万円

【30年間】960万円×30年間=2,880万円

月5万円の賃貸の場合

月8万円はちょっと…という場合はワンランク落として月5万円の賃貸に。

【1年間】5万円×12カ月=60万円

【10年間】96万円×10年間=600万円

【30年間】960万円×30年間=1,800万円

月3万円の賃貸の場合

ワンルームなら地方や郊外では月3万円の賃貸は普通にあります。

【1年間】3万円×12カ月=36万円

【10年間】36万円×10年間=360万円

【30年間】960万円×30年間=1,080万円

1ヵ月だと大した額と感じないかもしれませんが、10年分、30年分で考えると家が建てられるくらいの金額になる場合もあります。

ちなみに、かつて私は月3万5000円の賃貸を契約していました。スペックは、駅から近い・築30年以上の鉄筋コンクリート造のワンルームマンションでした。

年間の家賃代合計額は、月3.5万円×12カ月=42万円です。4年間以上借りていたので、総額150万以上は払っていたことになります。…それなりに大金ですね。

 

また、現在の日本人の平均寿命は男性が平均81歳、女性が平均87歳という点から考えると、その分もっと家賃を払う必要があります。

家賃の他にも賃貸で暮らすには契約時に敷金・礼金がかかったり、更新時に更新手数料がかかる場合があります。

また、火災保険にも加入する必要があり2年に1度火災保険料も支払わなければいけません。

持ち家に住むという選択

持ち家と賃貸のメリットデメリット。賃貸家賃の生涯コストの計算結果。

持ち家のメリットデメリット

持ち家に暮らす上でのメリットと思う点、デメリットだと思う点を挙げてみます。

持ち家のメリット

生活音を気にしないで済む(一戸建ての場合)・自由にいじれる・支払いが済めば家賃はゼロ

生活音を気にしないで済む(一戸建ての場合)

一戸建ての一番先に思いつくメリットがこれです。私は早朝から洗濯機を回しますが、こんなことは集合住宅では周囲を気にして絶対にできないことです。
また、家の猫たちがドタバタと大運動会をやってもおおらかな気持ちで眺めていられます(笑)。

自由にいじれる

自分の所有物なので、壁を開けたり何かを取り付けたりするのも自由です。

支払いが済めば家賃はゼロ

一括で買えれば問題無いですが、ローン払いの場合も返済が完了すれば完全に自分のものになるので家賃はかかりません。
固定資産税や修繕費はかかりますが、同クラスの賃貸と比較してもその費用は家賃よりもずっと低いはずです。

持ち家のデメリット

気軽に引っ越せない・将来における家族の人数の減少・町内会問題(マンションの場合は管理組合も)

気軽に引っ越せない

環境の変化やご近所トラブルが発生しても、賃貸と違って簡単に引っ越しはできません。
今住んでいる家を売ってから…とも考えますが、実際に家を売るのは簡単なことではなく大変です。

将来における家族の人数の減少

子供がいるからと大きい家を購入したのに、数十年後に子供が独立して夫婦二人で住むには広すぎた…というパターンはよく聞きます。
私の場合はおひとりさまなので将来私1人になってしまう可能性がとても高く、その場合は上記のように1人で暮らすには広すぎる問題が発生することでしょう…。

町内会問題(マンションの場合は管理組合も)

自治会への加入は義務ではありませんので私は加入していません。おひとりさまなんて肩身が狭すぎます…。しかし仮に災害が発生した時など町内で非難する時は気まずくなりそうです。
また、マンションの場合は管理組合がありますが役員を決めるのも役員になってからも大変な場合があります。

 

なお、現在一戸建てに住んでいる身の私の感想は非常に快適です。

今まで安いワンルームマンションを借りていて毎日抱えていた隣人へのストレスから解放され、家も広くなって現状満足しています。

あと昔は持ち家のマンションに住んでいましたが、持ち家でもマンションは毎月維持管理費や駐車場代がかかったりしてあまり持ち家感は感じませんでした…。

立地や経過年数にこだわらなければ持ち家も高くはない場合も

私は2018年1月に新築の一戸建てを購入しました。

郊外で駅からも離れているので不便ではありますが、その分土地は安いです。

自宅が駅から遠い場合毎日通勤や通学をする人は不便な点が多いですが、私は自営業でほとんど家から出る必要が無いのであまり大きな問題ではありませんでした。

一般的に新築よりも中古、駅までの距離が近いより遠い方が家の価格は下がっていきます。

自分に当てはまる条件の中で安いものもあるかもしれません。

ちなみに私は現金一括で住宅を購入するのは難しかったので、フラット35で35年ローンを組んでいます。

頭金を多めに払い、月々の返済額は約2.4万円です。今まで借りていた部屋の家賃が月々3.5万円なので、それよりもずっと安いです。

もちろん今のままでは高齢者になるまで住宅ローンを払い続けることになってしまうので、住宅ローン減税が終わったら繰り上げ返済を考えています。

結局どっちがいいのか

賃貸か持ち家かどちらがいいのか?という問題に、一概に答えることはできません。

私の場合は将来1人になるリスクが高いので賃貸の方が有利と思いきや、駅から遠くてもOK・隣人との距離が近すぎるのは困る・同居する家族の希望などの理由で、一戸建てを購入しました。

また、おもしろいことに賃貸の生涯払い続けるコストと持ち家の取得コストは大体同じくらいになります。

同じ額なら土地が残る持ち家(一戸建ての場合)を取るか、自由度を選び賃貸を取るかは「どれを最優先にするか」で変わってきます。

自分の住宅の条件を明確にし、選択することが大事だと思います。

まとめ

私は一戸建てを購入して今は家族と同居をしていますが、将来的には私1人になる可能性がとても高いです。

そうなったら家は売却して、賃貸に移り住もうとぼんやり考えていました。

しかし、賃貸で快適に住むのであれば(しかも女性の独り身が)それなりの家賃が必要ではないかと思います。

一方、すでに取得済みの持ち家であれば家の老築化による修繕費や損害保険料はかかりますが、基本家賃は必要ありません。

私1人になったら家が広すぎるという問題も起こりますが、家が売れる保証はありませんし、人生を終えるまで(もしくは助けを借りず生活できる年齢まで)このまま持ち家に住み続けるのも一つの手だと思いました。

おひとりさまだと将来自分1人でどうにかしなくてはいけないので、じっくり考えたいです。