今までは「面倒そう・通知カードで十分」などといった理由で、私はマイナンバーカードを作っていませんでした。
しかし2020年になった今年、色々な点からマイナンバーカードを作らざる得ない状況になってきました。マイナンバーカードがあった方が、明らかに得をする点が多いからです。
今回は、マイナンバーカードを持つことによって得られるメリット、それでも挙げられるマイナンバーカードのデメリットについて考えてみました。
目次
マイナンバーカードのメリット
マイナンバーカードのメリットを挙げるとすると、以下のようになりました。
- マイナポイント事業で最大5,000円分還元
- 住民票などの証明書をコンビニのコピー機で取得できる
- 顔写真付き身分証明書として利用可能
- e-Taxでの確定申告が可能&青色申告特別控除が最大の65万円になる
順に紹介していきます。
マイナポイント事業で最大5,000円分還元
キャッシュレスでチャージ、または買い物をすると、「マイナポイント」が25%もらえるキャンペーンが2020年9月から始まります。
還元の上限は5,000ポイントで、2万円までの利用が対象です。
還元率は25%と、スマホ決済サービスのキャンペーンでよくあった20%よりも多いです。ただし買い物の上限が2万円までなので、ちょっとした買い物にしか使えないのが少し残念なポイントです…。
しかし、それでもいつもの買い物が2万円までは実質25%オフでできるというのは魅力的ではあります。
なお、マイナポイントの申し込みは2020年7月からを予定しているとのことです。
住民票などの証明書をコンビニのコピー機で取得できる
住民票などの各種証明書は、通常は市町村役場まで行って発行してもらうのが主流です。
しかしマイナンバーカードがあれば、コンビニのコピー機で発行ができます。わざわざ役所に行かなくても近くのコンビニで発行できるというのは便利です。
顔写真付き身分証明書として利用可能
顔写真付きの身分証明書は、例えば運転免許証など、取得が面倒なものが多いです。
しかしマイナンバーカードも顔写真付きで、それを身分証明書として利用可能です。
また、クレジットカードの発行などに身分証明書を提示する際も、マイナンバーカードの場合は1枚でOKなことが多いです。
私はマイナンバーカードを持っていないため、写真付き身分証明書(運転免許証)+保険証など2枚以上が必要で面倒に感じていました。それがマイナンバーカード1枚で済むなら便利かと思います。
e-Taxでの確定申告が可能&青色申告特別控除が最大の65万円になる
これは個人事業主で青色申告をしていない人以外には関係無い点なので、個人事業主以外の方はスルーしていただいて構いません。
2020年度(令和2年)分以降の個人事業主の青色申告から、控除額が変わります。
今までは65万円または10万円の2種類だったものが、2020年分以降は55万円または10万円が基本で、一定の条件を満たした場合のみ65万円の控除が適用されるようになります。
その一定の条件とは、「電磁的記録の備付けおよび保存をしている場合」もしくは「e-Taxにより電子申告をしている場合」の2点です。
e-Taxは今まではマイナンバーカードとICカードリーダライタを持っていないとできませんでしたが、持っていなくてもID・パスワード方式の申請をすれば現状できます。しかしこれは3年間の暫定的な措置とのことで、今後永続的にできるかは不透明です。
マイナンバーカード(とICカードリーダライタ)を持ってさえいればe-Taxが完全にできるようになるので、そうすれば青色申告の控除が最大の65万円にできます。
私は今まで確定申告はネットで作成したものを印刷して直接税務署に持っていくというアナログ形式だったため、今後もこの方法で申告をすると最大控除を受けられません。私にとって10万円の控除はとても大きいので、上記いずれかの方法で最大控除にできるよう検討中です。
マイナンバーカードのデメリット
マイナンバーカードのデメリットだと私が感じる点を挙げてみます。
- 更新が必要
- セキュリティの問題
更新が必要
マイナンバーカードには有効期限があり、更新手続きをする必要があります。
マイナンバーカードの有効期限は発行の日から10回目の誕生日までです。なお、20歳未満の場合は発行から5回目の誕生日までとなります。
手数料については、当初更新時に200円の手数料がかかるということでしたが、2020年4月~2021年3月までは無料とのことです。しかし今後は更新手数料がかかる可能性があります。
セキュリティの問題
マイナンバーカードには、様々な個人情報が詰まっています。それ故に、万が一マイナンバーカードの情報が流出してしまうと悪用されるリスクがあります。また、なりすましによる被害の可能性もあります。
マイナンバーカードを保有する場合は、紛失にはくれぐれも注意する必要がありそうです。
なお、マイナンバーカードを紛失した場合は「個人番号カードコールセンター」に電話をすると、すぐに全ての機能が止められます。
マイナンバーカード発行
マイナンバーカードのメリット・デメリットを知ったうえで、さあマイナンバーカードを発行しよう!と決意しても、発行までは結構面倒で時間がかかります。
マイナンバーカードの発行方法
マイナンバーカードを発行する方法は、以下の4つです。
- スマートフォンから申請する
- パソコンから申請する
- 郵便から申請する
- 証明用写真機から申請する
マイナンバーカードでは自分の顔写真が必要です。
この中で「スマートフォンからの申請」と「パソコンからの申請」は写真データを送るオンライン申請のため、郵便や証明写真のように実際に写真を現像する必要はありません。現像費用がかからない分、スマホかパソコンからの申請がおすすめです。
マイナンバーカード発行までにかかる期間
マイナンバーカードを申請して交付されるまでの期間は、通常1ヵ月ほどのようです。
しかし、マイナポイント事業のポイント還元時期が近づいてくるとマイナンバーカードの交付申請が混み合うことが予想され、その分通常よりも時間がかかる可能性が高いです。
2020年9月にマイナンバーカードの発行を間に合わせたい場合は、早めに申請をした方がよいかと思います。
まとめ
以上、マイナンバーカードのメリットとデメリットでした。
マイナンバーカードを発行するまでは面倒そうなものの、2020年9月からのポイント還元や証明書の提示が楽になったりと、メリットの方が多く軍配が上がります。また、個人事業主の方はe-Taxで申告をすれば控除額が10万円もアップするのは非常に大きなメリットです。
というわけで、私も近いうちにマイナンバーカードを発行することにしました。2020年9月に合わせるとなると、やはり早めに申請した方がよさそうですね。
今後マイナンバーカードを申請しましたら、また記事を更新したいと思います。
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