最近、一部で話題になっているアプリがあります。その名は「Craft」。
Appleが2021年の最も優れたアプリに贈る「App Store Awards」の年間最優秀Macアプリにも選ばれたことで話題にもなりました。
そんなアプリなら良いものに決まっている…と、実際に私もCraftをインストールしてみたところ、確かに絶賛されているのがわかるほど良いアプリだと感じました。
…がしかし、個人的に非常に残念な点もわかってしまったのでした。
今回は私が実際にCraftを使用してみてわかった、Craftへ全振りしづらい理由をご紹介したいと思います。
「Craft」とは
「Craft」は、Appleのデバイスで利用できるノート・ドキュメントアプリです。
Craftは、美しいドキュメント及びノートを作成し、自分の考えを共有するためのツールです。Craftで作成したものは全てワンタップで共有できますクラフトはインラインのマークダウン、バックリンク、コードスニペット、 画像、動画、PDFファイルの添付、リッチリンクプレビューに対応しています。
App Storeより引用
iPhone、iPad、Macで利用ができます。
実際にCraftを使ってみて
Craftと似ているアプリといえばCraftよりも少し前に話題になった「Notion」ですが、Notionは多機能すぎて私にはあまり使いこなせてはいませんでした。
しかしNotionと比べると、Craftは非常に直感的でわかりやすいアプリです。
NotionはYouTubeなどで詳しい解説動画を見ても完全には理解ができなかったものの、Craftはアプリをインストールして簡単な解説を見るだけで大まかにはすぐに理解ができました。
アプリを開いた感じはApple純正メモアプリと似ている印象のため、とっつきやすいかなと思います。
それなら純正メモアプリでいいんじゃないか…とも思ってしまいますが、私がcraftがいい!と感じたのは、すごくわかりやすくきれいに表示してくれるという点です。
例えば、これは私のお気に入りのウェブレシピURLをCraftでまとめたものです。
ただレシピサイトのURLを貼り付けただけですが、こんなにもわかりやすくきれいに表示ができるようになります!
Craftに全振りできない決定的な理由
この結果に非常に満足した私は、別の情報もCraftで作成し始めました。
そしてしばらくして気づいてしまったのです。Craftに情報を全振りするのは私にはできない…と…。
その理由は、Craftの課金額です。
Craftは基本的に無料で使用できるアプリです。ただし、無料で使うには色々と制限が発生します。
1番のネックだと感じたのは、ブロック数です。無料版はブロック数が1,000に対して、有料版は無制限です。
ブロックとは、簡単に言うと「行」のこと。例えば先ほど私が作成したクラフトのレシピ集では、レシピサイトのURLで1ブロックが消費されてしまいます。
調子に乗ってたくさんの文章を積み重ねていくと、簡単にブロック数が1000まで行ってしまうかと思いました。現に私は4つほどノートを作成したのですが、それだけで500ブロック以上になってしまっていました…。
無料版と有料版で機能に差があるのは理解ができます。が、しかし無料で使えるのが1,000ブロックまでと言うのは、Craftに情報を全振りできないと感じました。
しかし課金をすればその上限が撤廃されるので、それなら課金もやむなしか…と思ったものの、Craftの有料版は年額4500円(1ヵ月あたり375円)と、なかなか強気の金額です。
せめて買い切り版で10,000円ほどなら出せなくはないのですが、毎年課金型だと手が出しづらく感じます。2年使うとなるとコストは9000円です。…高くね??
仕事で使うならまだしも、他にも様々な無料アプリがある中で、趣味の範囲でこの金額は出しづらい…と、私はcraftに全振りするのを断念しました。
今回のことで、GoodNotes 5(¥980)やLumaFusion(¥3,680)、Procreate(¥1,220)などなどの超有名なアプリは、神アプリにもかかわらず買い切り&お手頃価格で本当に良いアプリだと今更ながら思ってしまいました。
Craftを使用するのは限定的に
と言う理由でCraftに情報を全振りするのを諦めた私ですが、それでもアプリとしては非常に魅力的で優秀です。
そのため情報を取捨選択し、一部をCraftに移行することにしました。ひとまずは、レシピの情報の見やすさから当面の間はCraftをレシピ集として活用したいと考えています。
簡単なメモや文章の多い情報はApple純正メモアプリに、データベース等はNotionで行っていく予定です。
Craftアプリを大絶賛しているのを多方面で拝見して、誰もサブスプリクション料金の高さに言及していなかったため、こんなことを言っているのはドケチの私だけかなぁと思いつつ、やっぱりCraftをたくさん使いたいので、できることならばクラフトも買い切り版で出してほしいと願っています。
関連記事及び広告はこちら!