9月9日、ワイモバイルが新料金プランと2年契約および解約金の廃止を発表しました。
今回発表された内容は、個人的にはかなりユーザー寄りの改善になっているのではないかと思います。
そこで今回はワイモバイルの新料金プランについてと、現行プランの料金比較などをまとめました。
当記事の価格表示は全て税抜価格で記載しております。
目次
スマホ新料金プラン「スマホベーシックプランS/M/R」
ワイモバイルの従来プランの「スマホベーシックプランS/M/L」の受付が2019年9月30日をもって終了し、2019年10月1日以降は「スマホベーシックプランS/M/R」の新料金へと料金が見直されました。
「スマホベーシックプランS/M/R」の基本価格と内容
10月1日以降の「スマホベーシックプランS/M/R」の基本価格と内容は以下のようになります。
| スマホベーシックプランS | スマホベーシックプランM | スマホベーシックプランR | |
|---|---|---|---|
| 高速データ通信容量※ | 2GB | 6GB | 10GB |
| 基本使用料 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
| 新規割 | -700円 | -700円 | -700円 |
| おうち割光セット（A)または家族割引 | -500円 | -500円 | -500円 |
| 加入翌月～7ヵ月目の月額利用料金 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
| 月額利用料金（8ヵ月目以降） | 2,180円 | 3,180円 | 4,180円 |
「S」が通信容量2GBで基本使用料が2680円、「M」が通信容量6GBで基本使用料が3680円、「R」が通信容量10GBで基本使用料が4680円となります。
1年間1,000円割引される「ワンキュッパ割」は無くなりますが、それに代わる形で新規契約、MNP、契約変更で6ヵ月間毎月700円引きになる「新規割」が適用されます。
また、おうち割 光セットや家族割引サービスなどとの組み合わせで、最安で1480円から利用できるようになります。
※なお、データ通信容量は加入から2年間は「データ増量キャンペーン」があり、「S」は1GB、「M」と「R」は3GB分が無料で加算できます。
従来の「スマホベーシックプランS/M/L（2年契約あり）」の基本料金と比較すると、それぞれ旧プランよりも安くなっていることがわかります。
| S | M | R（L) | |
|---|---|---|---|
| 旧プラン（スマホプラン） | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
| 新プラン（スマホベーシックプラン） | 2,680円（-300円） | 3,680円（-300円） | 4,680円（-1,300円） |
「スマホベーシックプランR」は従来の「スマホプランL」よりも1,300円も安くなりますが、その分データ通信容量が4GB減る形となりました。
「S」と「M」についてはデータ通信容量は新旧で変更は無いので、純粋に300円の値下げとなります。
10分かけ放題は継続
ワイモバイルのスマホプランの特徴でもあった「国内通話10分間無料サービス」は、新料金プランになっても引き続き継続されます。
契約期間の縛り無し、契約解除料も無し！
従来の「スマホプラン」は2年契約だったものが、新プランではいずれも契約期間がなく、契約解除料（9500円）も発生しなくなりました。
MNP転出手数料は半額に
従来では新規契約から6カ月以内にMNP転出を行うと転出手数料が6000円かかっていたものが、10月1日からは7カ月目以降と同額の3000円になります。
新プランへ変更するには
2年契約の従来プラン「スマホプラン」から新プランの「スマホベーシックプラン」へ変更する場合は、更新月なら無料で変更できるようです。
更新月以外に新プランへの変更を行う場合は、条件を満たすと契約解除料が免除されます。
条件は、「申込時点でワイモバイルを2年以上継続して利用している場合」、もしくは「機種変更と同時にプラン変更を行う場合」の2通りです。
それ以外で新プランへ変更すると違約金9,500円がかかってしまいますので、変更は慎重に行ったほうがよさそうです。
プランの変更はワイモバイルショップへ来店したり、スマホからMyワイモバイルへアクセスして変更ができます。
まとめ
内容はほとんど変わらず、月額料金が数百円安くなって2年縛りが無くなったというのはユーザー側からすると嬉しい知らせではないでしょうか。
現在ワイモバイルの「スマホプラン」に契約中の人は、2年縛りが終わったら他社へMNPしてもよし、決めかねる場合はとりあえず「スマホベーシックプラン」にプラン変更して、良い通信会社が決まるまでワイモバイルを契約するという形も選べるようになりました。
私自身はワイモバイルユーザーで来月がちょうど契約更新月だったので、乗り換え先が決まらなかったらとりあえず「スマホベーシックプラン」へ変更したいと考えています。
今回の発表で少し安くなったとはいえ、それでもワイモバイルより格安で運用できるところはいくつもあります。
しかしワイモバイルユーザーになればヤフープレミアム会員費が無料になったり、ヤフーショッピングのポイント還元が高くなったり、固定電話の「おうちのでんわ」の月額料金が500円割引になったりと、ヤフー圏内で生活している場合には非常にメリットがあるのが事実です。
そして通話も10分間はいくらかけても無料、データ通信は高速です。（私の家のWiMAXよりも基本早いです…。）
そういった面でいうとワイモバイルは個人的におすすめなので、気になる方は10月1日以降にチェックしてみてはいかがでしょうか。
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