先日は電気代の見直しとして電気の切り替えで毎月の電気代がどのくらい安くなるかを調べましが、電気代に続いてガス代も見直すことにしました。
電力自由化に続き、都市ガスにおいても2017年4月1日より自由化になり、消費者はガス供給会社を自由に選べるようになりました。
そこで、東京ガス・レモンガス・ENEOSガス・ニチガスの4つのガス料金を算出してどのくらい安さに差が出るのか、比較をしたいと思います。(この記事に出てくる都市ガス会社は、関東圏限定となります。)
ガス料金比較
東京ガス、レモンガス、ENEOSガス、ニチガスの4社で、解約金の有無と支払い方法、そしてガス料金を比較します。
東京ガス
都市ガス管が通っていればどの家庭でも利用できるプランです。
- 解約金:無し
- 支払い方法:クレジットカード・口座振替(口座割引として54円引き)
料金表
区分 | 基本料金(税込/単位:1契約) | 単位料金(税込/単位:1㎥) |
---|---|---|
最初の20m³まで | 745.20円 | 142.66円 |
20m³をこえ80m³まで | 1,036.80円 | 128.08円 |
80m³をこえ200m³まで | 1,209.60円 | 125.92円 |
200m³をこえ500m³まで | 1,857.60円 | 122.68円 |
500m³をこえ800m³まで | 6,177.60円 | 114.04円 |
800m³をこえる | 12,225.60円 | 106.48円 |
レモンガス
わくわくプランは、東京ガス(東京地区等)の一般料金より基準料金が5%安いプランだそうです。
- 解約金:無し
- 支払い方法:クレジットカード・口座振替
料金表
区分 | 基本料金(税込/単位:1契約) | 単位料金(税込/単位:1㎥) |
---|---|---|
最初の20m³まで | 745.20円 | 135.53円 |
20m³をこえ80m³まで | 1,022.20円 | 121.68円 |
80m³をこえ200m³まで | 1,187.00円 | 119.62円 |
200m³をこえ500m³まで | 1,801.00円 | 116.55円 |
500m³をこえ800m³まで | 5,906.00円 | 108.34円 |
800m³をこえる | 11,650.00円 | 101.16円 |
ENEOSガス
ENEOS都市ガス標準プラン(TK)は、従来からの地域の都市ガス会社の一般料金プランより、基本料金と従量料金が4%おトクになるプランだそうです。
- 解約金:無し
- 支払い方法:クレジットカード(ENEOSカードでの支払いの場合毎月100円引き)・口座振替
料金表
区分 | 基本料金(税込/単位:1契約) | 単位料金(税込/単位:1㎥) |
---|---|---|
最初の20m³まで | 715.39円 | 136.95円 |
20m³をこえ80m³まで | 995.32円 | 122.95円 |
80m³をこえ200m³まで | 1,161.21円 | 120.88円 |
200m³をこえ500m³まで | 1,783.29円 | 117.77円 |
500m³をこえ800m³まで | 5,930.49円 | 109.47円 |
800m³をこえる | 11,736.57円 | 102.22円 |
東京ガスよりは全ての欄で安くなっていますが、レモンガスと比較をすると、ガス使用量が少ない場合はENEOSガスの方が安く設定されています。
ニチガス
プレミアム5+プランは従来の地域都市ガス会社の一般料金より従量料金が5%おトクなプランだそうです。通年で同一の料金となっています。
- 解約金:無し
- 支払い方法:クレジットカード・口座振替・ビットコイン(ビットコインでの支払いの場合毎月100円引き)
料金表
区分 | 基本料金(税込/単位:1契約) | 単位料金(税込/単位:1㎥) |
---|---|---|
最初の5m³まで | 1,458.54円 | – |
5m³をこえ20m³まで | 780.84円 | 135.53円 |
20m³をこえ80m³まで | 1,057.97円 | 121.68円 |
80m³をこえ200m³まで | 1,222.13円 | 119.62円 |
200m³をこえ500m³まで | 1,837.73円 | 116.55円 |
500m³をこえ800m³まで | 5,941.73円 | 108.34円 |
800m³をこえる | 11,687.33円 | 101.16円 |
ガス使用量が少ない場合は他社よりも安くありませんが、ガス使用量が多ければ多いほど安くなります。それでもレモンガスとあまり変わらない気が…。
結局どこが一番お得か?
それでは具体的にどれほどの差が出るのか、比較表を作りました。
各使用量の中で最安値はフォントを赤色にしています。
↓ガス使用量↓ | 東京ガス | レモンスガス | ENEOSガス | ニチガス |
---|---|---|---|---|
20㎥ | 3,598.4円 | 3,455.8円 | 3,454.39円 | 3,491.44円 |
80㎥ | 11,283.2円 | 10,756.6円 | 10,831.32円 | 10,792.37円 |
200㎥ | 26,393.6円 | 25,111円 | 25,337.21円 | 25,146.13円 |
500㎥ | 63,197.6円 | 60,076円 | 60,668.29円 | 60,112.73円 |
800㎥ | 97,409.6円 | 92,578円 | 93,506.49円 | 92,613.73円 |
20㎥ではENEOSガスがわずかに安くなりましたが、他は全てレモンガスが安くなりました。
ちなみに一般家庭の平均ガス使用量は1ヵ月32㎥程とのことなので、10~50㎥内でも比較表を作りました。
↓ガス使用量↓ | 東京ガス | レモンスガス | ENEOSガス | ニチガス |
---|---|---|---|---|
10㎥ | 2,171.8円 | 2,100.5円 | 2,084.89円 | 2,136.14円 |
20㎥ | 3,598.4円 | 3,455.8円 | 3,454.39円 | 3,491.44円 |
30㎥ | 4,879.2円 | 4,672.6円 | 4,683.82円 | 4,708.37円 |
40㎥ | 6,160円 | 5,889.4円 | 5,913.32円 | 5,925.17円 |
50㎥ | 7,440.8円 | 7,106.2円 | 7,142.82円 | 7,141.97円 |
10㎥・20㎥ではENEOSガスがレモンガスと数十円の差で一番安くなりましたが、30㎥以降は全てレモンガスが一番安いという結果になりました。
ただし、ENEOSガスとニチガスには特定の支払い方法をすると毎月100円の割引があるのに対し、レモンガスには引き落としでの割引はありません。
使用料が50㎥ほどまでなら東京ガス以外は差がほとんど無いので、支払い方法を工夫してさらに節約することが可能です。
まとめ
電気会社の見直しと同様、都市ガス代についても実際に比較をすると料金が違ってくるのが分かりました。
私は今住んでいる家が東京ガスが使えるところだったので、何も考えずにそのまま東京ガスを利用していました。
それでも、今までが自分でガス会社を選べないプロパンガスやオール電化住宅だったため、東京ガスでも十分安いと感激していましたが…もっと安くする選択があったんですね。(笑)
我が家では夏場になるとガス使用量が少なくなります。今のところ、切り替え先候補にはENEOSガスが良いかなと考えています。ENEOSカード支払いで毎月100円引きになるというのも魅力です。ガス料金が2,000円未満になる夏場なんかは100円の割引は割引率がとても大きいですね。
1ヵ月数百円の違いが1年では数千円違ってくる場合があります。ガス代節約のためにガスの見直しをしてはいかがでしょうか。
関連記事及び広告はこちら!