「kyash(キャッシュ)」とは、Visa加盟店での決済や送金ができるサービスです。
Kyashの中でも磁気ストライプのリアルカードで決済した額の1%が還元されるというメリットがあり、私も店舗などでの支払いには主にKyashを利用していました。
そんなKyashですが、2020年4月1日からは制度が変わり、リアルカードの名称が「Kyash Card Lite」に、還元率は1%だったものが0.5%に減額になります。
その代わり、新たにポイント還元率1%の「Kyash Card」が誕生します。今回は、2020年4月1日からのKyashのポイント変更と、新しくできる「Kyash Card」についての情報をまとめました。
目次
2020年4月1日からのKyashカード変更点まとめ
今までKyashでは、磁気ストライプ式の「リアルカード」と、スマホアプリ上で表示させられた「バーチャルカード」の2種類でした。発行手数料はどちらも無料です。
それが2020年4月1日からタッチ決済に対応した新しい「Kyash Card」が登場することにより、ポイント還元率や発行手数料が一部変更になります。
「Kyash Card」は全部で3種類
これからのKyashでは、「Kyash Card」、「Kyash Card Lite」、「Kyash Card Virtual」の3種類があります。
Kyash Card(新) | Kyash Card Lite | Kyash Card Virtual | |
---|---|---|---|
ICチップ(4桁暗証番号 | ○ | ー | ー |
Visaタッチ決済 | ○ | ー | ー |
Google Pay | 3月末対応予定 | ○ | ○ |
国内利用 | ○ | ○ | オンライン決済のみ |
海外利用 | ○ | オンライン決済のみ | オンライン決済のみ |
1回あたりの決済上限 | 30万円 | 5万円 | 3万円※本人認証なし:5千円 |
月あたりの決済上限 | 100万円 | 12万円 | 12万円※本人認証なし:2万円 |
ポイント還元率 | 1% | 1%(2020/4/1より0.5%) | 0.5% |
還元対象決済上限 | 12万円 | 12万円 | 12万円 |
発行手数料 | 900円 | 300円 | 無料 |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
本人確認書類 | 必要 | 不要 | 不要 |
それぞれの特徴をまとめます。
Kyash Card(新)
新しくできたカードです。
今までのプリペイド式の「リアルカード」とは違い、ICとVisaタッチ決済に対応されたものになります。
さらにカード番号や名義は裏面に記載され、とセキュリティ面でも安心です。カラーは、ネイビー・シルバー・ピンクの3色です。
ポイント還元率は、Kyashカードの中で唯一の1%です。ただし発行手数料が900円かかります。
- 年会費無料
- 本人確認書類必要
- 発行手数料900円がかかる
- ICチップ付き
- 海外実店舗での利用が可能
- Kyashポイントとして1%還元 ※一部対象外あり
Kyash Card Lite
今までのKyashの「リアルカード」が「Kyash Card Lite」に名称が変更となります。
今まで発行手数料は無料でしたが、これからは300円がかかります。また、「Kyash Card Lite」提供開始以降は、有効期限または100万円の利用上限に達した際の再発行において、発行手数料が300円かかります。
つまり現在リアルカードを無料で発行した人でも、有効期限切れもしくは100万円の利用上限に達した場合は再発行しなければ使えないのですが、その際は300円がかかることになります。
さらに今までは1%だったポイント還元率が、2020年4月1日からは0.5%に引き下げられてしまいます。
- 年会費無料
- 本人確認書類不要
- 発行手数料300円がかかる
- Kyashポイントとして1%還元/2020年4月1日より0.5%還元 ※一部対象外あり
Kyash Card Virtual
スマホを持っていれば無料で作れるカードです。実態は無く、バーチャルカード式となります。そのため、利用はオンラインに限られます。
発行手数料は唯一無料なので、まずはKyashを試してみたいという人におすすめです。
- 年会費無料
- 本人確認書類不要
- 発行手数料無料
- オンライン決済のみ
- Kyashポイントとして0.5%還元 ※一部対象外あり
大きな変更点は、「リアルカード」のポイント還元率が1%から0.5%に引き下げ、「リアルカード」の発行手数料が無料から300円の有料化へという点でしょうか。
新しいKyash Cardは申し込むべきか?
Kyash Cardは9万円以上の利用で元がとれる
現行のリアルカード(Kyash Card Lite)の発行手数料は300円、ポイント還元率は0.5%(2020年4月1日から)に対し、新しい「Kyash Card」は発行手数料が900円、ポイント還元率は1%です。
手数料300円の「Kyash Card Lite」で元を取るには6万円の買い物が必要なのに対し、手数料900円の「Kyash Card」では9万円の買い物が必要です。
Kyashカードの有効期限は5年間なので、5年の間で9万円以上使いきれれば十分利用価値のあるカードとなります。
リアルカードユーザーは今後どうすべきか?
では現在発行無料のリアルカードを持っている場合では、2020年4月1日以降どうなるでしょうか。
先ほど紹介したように、無料で発行できた「リアルカード」でもカードの有効期限または100万円の利用上限に達した場合は新たに発行手数料として300円がかかるようになります。
しかもポイント還元率は今までの1%から0.5%に引き下げられてしまうことから、手数料を払ってでもKyashリアルカードを持つメリットがあまり無いかと思われます。
その点、新しい「Kyash Card」は手数料が900円かかるもののポイント還元率は1%です。そしてリアルカード(Kyash Card Lite)と違い利用上限が無いため、再発行手数料を払う必要が無く、有効期限(5年間)まで利用できます。
よって新しい「Kyash Card」の発行に900円かかるものの、ポイント還元率は1%なので5年間で9万円以上利用するのであれば、リアルカードから「Kyash Card」へ乗り換えた方がメリットはあります。
「Kyash Card」の申し込み方法
「Kyash Card」は、2020年2月25日から受付が始まりました。申し込むには、Kyashアプリ(バージョン6.0.0へアップデートが必要です)を開きます。
アプリトップ画面から、「カード設定」や「アカウント」をクリックすると『Kyash Cardを申し込む』バナーをタップし、カラーを選択します。
必要情報を登録、確認して完了です。
まとめ
以上、2020年4月1日からのKyashカード変更点のまとめでした。
現行のリアルカードではポイント還元率が半減されますが、新しいKyash Cardを発行することにより1%のポイント還元率を維持できます。
かつてKyashのポイント還元率は2%だったのが懐かしく感じますが、それでもクレジットカードのポイントと重ねてKyashのポイントが得られるのはまだまだメリットの方が多く感じます。
ただしKyashの最大のデメリットとして、不正利用された時は保証が一切無い点には要注意です。
Kyashを利用するうえでは、こまめにアプリ上でチェックするなどセキュリティ管理には十分に気を付けることをおすすめします。
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