最近、断捨離を意識していろいろと整理をしています。おかげでモノでいっぱいだった部屋がだいぶ片付き整いました。
そして次に意識しだしたのが、株主優待でもらったモノです。私は2013年から本格的に優待銘柄を中心に株式投資を始め、年に70コ以上の優待品をいただいてきました。
そんな生活を続けて早9年…。家の中を片付けているうちに、使い切れず放置された優待品もちらほら発掘される事態になりました。
そこで思うようになりました。『株主優待って、必要か?』と。
今回は、株主優待が不必要だと思う点について、株主優待券をもらうことによるデメリット、いらない株主優待のジャンルについて私の思ったことをまとめました。
その株主優待、必要か?
株主優待で失うものもある
株主優待とは、企業が株主に対して行うプレゼントのことです。
優待品は主に自社製品関連というのが多いですが、自社に関係ないクオカードや商品券を配布する企業もあります。
私が初めて優待銘柄を買ったのはリーマンショック時のゼンショーホールディングスで、初めてもらった株主優待もゼンショーのお食事券でした。
株式を保有しているだけで銀行の利息以上の商品や食事券がもらえる!と感激した私は、それから現在に至るまで株主優待を主軸に株式投資を行うようになります。
しかし、毎年いろいろな企業の株主優待をもらい続けて疑問も感じてきました。
株主優待をもらうことで、失うものもあると気がついたからです。
株主優待を消費するための『時間』、株主優待を使う『手間』、株主優待を使うことによって失う『自由』、株主優待を保有することによって必要になる『場所(スペース)』などがあります。
私がいらないと思う株主優待のジャンル
では具体的に、実際に私が様々な株主優待を保有してみていらないかも…と感じた株主優待のジャンルを紹介します。
- 食事券系
- 自社製品系
- 食品系
- 【論外編】割引券
食事券系
お食事券の優待は、飲食店の支払いに充てることができ人気があります。
しかし私の場合は外食自体があまり好きではないこと、そもそも優待券があるために別に食べたいものがあっても優待のあるお店でしか食べられないという、選択肢が縛られることが不自由に感じました。
さらにいろいろな企業の優待券を持ち歩いている場合では、かさばったり、有効期限を定期的にチェックしないといけないなどの問題もありました。
自社製品系
自社で取り扱っている製品を配る企業も多いです。
すぐに使い切れるものであれば問題ありませんが、すぐに使わなかったりすると、そのモノを保管しておくスペースが必要になってきます。優待を置くスペース=家賃・土地代と考えると、使っていないものを置き続けるというのがいかに無駄かと痛感しました。
また、優待をもらって使ったものの、その後使わなくなって物置き化されることもあります。すぐに捨てられればいいのですが、もったいなからと捨てずに放置しておくとゴミ屋敷化します。(某桐谷さんは片付けられない人ではなく、家に入ってくる優待量がキャパシティを超えていて収まらない説)
食品系
食品系は自社製品などと違って食べるものなので消費に困りません。
しかし、仮に食品系の優待をスーパーなどで買うと優待額面の半額以下とかで普通に買えるものが多いです。食品系の優待は、額面に惑わされてはいけません。
割引券
こちらは論外ですが、割引券の場合は半額以上は自分が負担することになるため、ほとんどの場合でそれほど魅力を感じません。
逆にもらえて良かったと思うジャンルは以下の通りです。
- 商品券・クオカード類
- キャッシュバック系
こちらについては、今後別の記事で詳しく書きたいと思います。
株主優待<<<<<現金
以前、私がすかいらーくホールディングスの株式を売却した当時のことです。
当時のすかいらーくと、高配当で有名なJTの「配当+株主優待」の実質利回りが同じくらいでした。
すかいらーくは当時大盤振る舞いの優待券で、配当はわずかです。対して、JTは高配当です(優待はおまけ程度の印象)。私なら、もらって嬉しいのは断然現金です。
株主優待をどこかで売却すればお金になりますが、手間がかかります。そして優待券を消費するには、時間や自由などを消費します。かたや、現金ならば選択肢はたくさんありますね。
株主優待は、配当金(現金)と同等では無いというのが私の考えです。
自分にとって必要な株主優待を選ぼう
株主優待は年々人気が高くなり、実施する企業も増えています。
当ブログも半分以上は株主優待の記事なのにこんなことを書くのは今回悩んだのですが、自分の正直な考えをまとめたつもりです。
もちろん株主優待を有意義に使えている場合は、全く問題ありません。要は優待をもらって気分よくいられれば問題ないんですよね。
しかしもしも私のように、株主優待にいろいろと消費させられている?と少しでも感じたら、自分にとって本当に必要な株主優待を選び、不要なものは断捨離したほうが環境が整うかと思います。
私はこの9年間で株主優待を増やしすぎました。今後は銘柄を少しずつ減らしていく予定です。
当記事は個人的な見解を含みます。投資は自己責任でお願いいたします。
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